病気について
2011-02-01 13:55:00
コンタクトレンズと角膜潰瘍(かくまくかいよう)
角膜潰瘍は、
角膜(黒目)の表面の皮がめくれ(角膜びらん)、角膜実質がむき出しになるだけでなく、角膜実質が傷んでいる状態です。
原因は感染、免疫反応、外傷や薬品などがある他、コンタクトレンズを、指定の時間以上に長期装着したり、正しい装着指導もないままの使用等が挙げられます。
角膜の病気としてはかなり重症で、すぐに治療をしなければなりません。病気が進行すると、たとえ治癒しても瘢痕(はんこん)ができて視力が出ないだけでなく、最悪の場合、角膜に穴が開いて眼球の中身が外に出てしまったり、逆に細菌などが眼球の中に入って失明してしまいます。
個人個人の眼に合ったコンタクトレンズを提案される事無く、通販、量販店で購入して最悪の状態(角膜潰瘍等の眼疾患)で当院へ来院される患者さまが増えています。 視力が0.02まで落ち、重篤な状態の方もいらっしゃいます。
コンタクトレンズは必ず眼科専門医師の診察のもと、正しい装着、適切なレンズを装着し、定期的な検診を受けることをお勧めいたします。